ゴルフクラブの握り方ひとつで、飛距離を伸ばしたり方向性を良くしたりすると言われてます。
普段あまり握り方を気にしていない方も、握り方でスイングが良くなるのならば自分の握り方を確認してみる価値はあります。
では、どんな握り方が正しいのでしょうか?
最初学んだゴルフ教室や入門書で覚えたゴルフクラブの握り方を、今もずっと続けている方や、自分流にゴルフクラブを握っている方もいます。
初心者はとくに気にかける人が少ないとも言われています。
スイングについては、あれこれと勉強したり練習するのに、ゴルフクラブの握り方については、まったく気にかけないでプレーをしている人が多くいます。
しかし、フックやスライスの癖が直らないとか、手首を痛めたとか、指にマメができてしまったなどと悩みも次第に出てきます。
そんなとき、基礎であるゴルフクラブの握り方を見直して、正しく握ることで悩みが解決したという話もあります。
では、どんな握り方が正しくて、どんな握り方がいけないのでしょうか? 飛距離を伸ばし、方向性を良くするゴルフクラブの握り方というのはどんな握り方でしょう? 本当に正しい握り方というのはあるのでしょうか?
ゴルフクラブの良い握り方7つのポイント
ゴルフグリップの握り方の種類
ゴルフクラブの握り方でゴルフスイングは変わります。
通常、3つの種類があります。
1つはスクエアグリップと呼ばれ、ストレートボールが打ちやすく理論上はベストと言われていますが、個人差があるようです。
2つ目はウィークグリップ。
左手の甲が打つ方向を向くような握り方で、ドローボールが打ちやすいと言われています。
3つ目はストロンググリップ。
これはフックグリップとも言われ、左手の甲がやや上向き、右手人差し指と親指の間のVが右肩を指すゴルフクラブの握り方です。
フェースの向きの自由度は下がりますが、スライスの防止効果があると言われています。
指の絡め方によるグリップの種類
よく知られている方法ですが、1つはオーバーラッピンググリップ。
左手人し指と中指の上に右手小指がオーバーラップする握り方で、スイングがしやすく一般的に使われています。
2つめは、インターロッキンググリップといい、左手人差し指と右手の小指をからめてロックしたような握り方です。
方向性に優れており、スライサーに向いているとも言われています。
3つ目として、ベースボールブリップがありますが、これはテンフィンガーグリップとも呼ばれ、指全部で野球のバットを握るように握ります。
女性や力の弱い人に向いています。
また飛距離が出やすいと言われています。
握り方の見直し
ゴルフクラブの正しい握り方を、最初に教えてもらったり、入門書で学んで覚えても、慣れてくるに従って気づかないうちに思わぬ握り方に変化していることがあります。
飛距離が出ない、フックばかり出る、スライスになってしまうなど、それらの原因に握り方がなっている場合があります。
そんなときは、自分のゴルフクラブの握り方を見直してみましょう。
ゴルフクラブの握り方の強さ
ゴルフクラブをどのくらい強く握るかによって、スイングが変化します。
力が入りすぎると動きが制限されます。
リラックスした状態で握る方が良い結果が出ています。
緩めに握ると、ボールをコントロールしやすくなります。
ゴルフクラブのグリップの太さ
グリップの太いものは、手首の動きを抑え、細いものは手首の動きがよくなる反面過剰にもなりやすいのですが、その効果から、フックが出やすい人は、太めのグリップ、スライスになりやすい人は細めのグリップを試してみるのもいいかもしれません。
また歳を重ねて飛距離が落ちてきた場合など、飛距離を伸ばすためにグリップを細めに変える人もいます。
自分の癖を知る
長年使っていた握り方を変えて、スクエアにしたら、初めは良かったが、だんだんスコアが落ちてきてうまくいかなくなり、手首にも痛みが出てきたりして悩んだ末、もとの握り方に変えたらスコアが戻ってきたという話もあります。
また良いと勧められた握り方を続けていたが、成績は悪くなるばかりだったのが、ゴルフクラブの握り方をいろいろ試して、一番自分に合うと思った握り方をしたら、飛距離がぐんと出るようになり、スコアップしたという人もいます。
ですから、どの握り方が自分に一番合うかというのを試してみることは必要です。
シャフトを短めに握る
最近は、ミート率を良くするために短いゴルフクラブを使う人も増えており、わざわざ自分に合うようにゴルフクラブのシャフトを切ってしまう人もいます。
その場合には、ヘッドの重さや全体のゴルフクラブのバランスを考えねばなりませんが、そこまでする前に、短くシャフトを持つなど、シャフトを握る位置を変えて試してみるのは良い方法です。
いかがだったでしょうか?
ゴルフクラブの握り方には様々な種類がありました。
その中で、一番自分に合った握り方を見つけることは大切です。
最初から続けている握り方に違和感があったり、スライスやフックが直らないなど、スコアダウンで悩むようになれば、自分の癖に合ったゴルフクラブの握り方を捜してみましょう。
最初の握り方にこだわり続ける必要はありません。
完璧なスイングをしても、グリップが悪いとミスにつながります。