パークゴルフというものをご存知でしょうか?いわゆるゴルフとは道具もコースも全く違うもので、ゴルフコースと言うよりも公園内の芝の広場で行なうものですが、公益社団法人日本パークゴルフ協会なるものも存在する、ちゃんとしたレクリェーションなのです。
ティーグランドからボールをカップインさせるまでには、OBゾーンもあればバンカーもあります。
それでは、パークゴルフの戦術ってなんでしょう?
パークゴルフは全国に1200以上のコースがあり120万人以上が楽しんでいると言われています。
18ホールでパー66というのがルールで、各ホールはパー3からパー5(例外的にパー6のホールもある)で設定されています。
クラブはゴルフクラブと違ってフェース面に角度が付いていないもので、コース上をボールを転がしてカップまで運ぶのが一般的ですが、最近はゴルフクラブのようにフェースに角度の付いたドライバー、アイアン、ウェッジ、パターなどを使い分ける上級者もいます。
ティーグランドからバンカーやOBゾーンを避けてボールをカップインさせるには、それなりに戦術も必要になります。
ルールはほぼゴルフと同じですが、バンカーでクラブのソールは砂に触れても良いとか、ペナルティは全て2打罰となるなど違う点も多いですが、それではパークゴルフについて5つの戦術を上げていきたいと思います。
パークゴルフでの打ち方5つのポイント
ホール全体を見る
パークゴルフは普通のゴルフと違って、1ホールが100m程度しかありませんので、ティーグランドに立ったらまずそのホール全体のレイアウトをよく見ます。
ティーグランドからカップまでのどこにOBゾーンやバンカーがあるかを確認し、ティーグランドからカップまでどのラインでボールを通していくか、どれくらいの強さで打てばOBゾーンやバンカーを抜けられるのかなど、ティーショットの前に作戦を組み立ててからティーショットに挑みます。
ティーショット
パークゴルフでは通常はパタータイプのクラブを使うことが多いと思います。
特にレンタルクラブはパタータイプが多いです。
ティーショットをパタータイプのクラブで転がすか、ドライバーを使ってある程度キャリーで飛ばすか、そのホールのOBゾーンやバンカーの配置、その人のスキルレベルによって使い分ければ良いかと思います。
ティーショットは芝を保護する意味からもティーを使って下さい。
2~3センチ程度の高さの物になりますが、高過ぎるとボールが上に上がってしまい危険ですので、注意して下さい。
スイング
普通のゴルフと違ってパークゴルフのホールは1ホールが100m程度と短いですから、身体全体を使ってのフルスイングなどは必要ありません。
逆に危険です。
スイングはテークバックもフォロースルーも肩から肩以下くらいのイメージでユックリとリラックスして振ると良いです。
フォロースルーは目標方向に向かって真っ直ぐクラブフェースを押し出すようにするとその方向にボールが転がっていきます。
距離があっても、スイングを大きく、早く、強くしたりするのではなく、クラブフェースの芯でボールを捉えるようにしたほうがボールはよく飛び(転がり)ます。
バンカー
パークゴルフの場合、バンカーと言っても普通のゴルフコースのように顎が異常に高かったりはしませんし、大きさもそんなに大きなものはありませんので、基本的には転がしてバンカー脱出を行なえば良いと思います。
ボールを少し上から叩くように打つと上手く転がってバンカーを脱出できます。
もし転がす球だと引っかかってしまうような顎がある場合は無理をしないで、バンカー脱出を目的として方向を見極めます。
その後にカップを狙えば結果的に大きくスコアを崩すことはないはずです。
普通のゴルフと違うのは、クラブのソールをバンカーの砂に付けることが出来ます。
また普通のゴルフと同じように、バンカー脱出後は砂をならしておきます。
パッティング
パークゴルフは距離が短く、パー数も少ないのでスコアを悪くしないようにする為に、パッティングはかなり重要なものになります。
パークゴルフのパッティングは、肩からクラブヘッドまでを1本の棒のようにイメージして、手首は使わずにクラブをまっすぐ引き、まっすぐボールを押し出すようにスイングすればボールは真っ直ぐ転がっていきます。
普通のゴルフと同じです。
パークゴルフのグリーンは普通のゴルフと比較して小さく出来ていますから、出来れば1パット、多くても2パットでカップインしたいです。
また、パークゴルフの場合、カップのピンは抜かずにプレーしますので、ピンにぶつける位の感覚でパッティングすると良いです。
いかがだったでしょうか?
パークゴルフといえども最終的には同伴者とのスコアを競う競技です。
競技というかレクリェーションです。
一日楽しめればそれでも良いですが、やるからには、勝ちたいですよね。
それが人の心理だと思います。
上記5つの戦術はパークゴルフを楽しむ為のあくまでも一部ですので、実際にプレーしてみると、意外と奥が深い競技だと気がつくと思います。