ゴルファーにとって「ティーショットで飛距離を稼ぎ、短いアイアンでグリーンを狙う」、「単純に同伴者よりも飛距離で勝っているという優越感を感じたい」などいろいろな理由はあると思いますが、ティーショットを飛ばすということはゴルフの醍醐味のひとつです。
しかし、なかなか思うように飛ばせないのがゴルフであり、ゴルファーを悩ませる要因なのではないでしょうか?
ゴルフで飛距離を出すのに男性にとって参考になるのは、女子プロゴルファーです。
宮里藍選手は身長155cmで平均飛距離約240ヤードです。
宮里選手は決してプロの世界では飛ぶほうではありませんし、体格的にも男性に比べて不利であるあるにもかかわらず、男性アマチュアよりも飛びますし、また曲がりません。
飛ばし家の女子プロになると250ヤードを軽く越えていきます。
トーナメントのテレビ中継を見ていると、女子プロのスイングスピードも男性から見るとそれほど速いという印象は受けないと思います。
ということは、一般的な男性であれば、誰でも250ヤードくらい飛ばしてもおかしくないはずです。
一般の男性アマチュアは力があるために、力任せにクラブを振っているだけで、どうしたら飛ぶかということが分かっていないのです。
それでは、女子プロとアマチュアとの違いはどこにあるのでしょう?
ゴルフで飛距離を出す5つのポイント
道具で飛ばす
一番大事なことは自分に合ったクラブを使うということです。
毎年各メーカーから新モデルが発売され、最近ではリシャフトするのもアマチュアの間でも一般的に行われており、また、中古クラブショップも身近にたくさんあり、自分にあったクラブ選びは無限にあるといっても過言ではないといえるとでしょう。
プロゴルファーは商売道具ですから、数々のクラブの中からエースドライバーを決めています。
アマチュアゴルファーにはそこまでできないでしょうが、信頼できるショップでヘッドスピード等のデータを計測してもらい、スイングタイプ等も考慮して自分にあったクラブを使うことが飛距離アップの一番の早道です。
飛ばしにこだわるのであれば、ボールも飛距離重視のものを使うのも一つの方法です。
ミート率を上げる
ボールをクラブの芯で捕らえるということです。
プロとアマチュアの大きな違いはこのミート率の違いです。
プロはほとんど芯でボールを捕らえ、安定した飛距離を飛ばしてくるのに対し、アマチュアは1ラウンドで数回ではないでしょうか?特にドラコンホールでは力みすぎて、余計に芯をはずすということに心当たりはありませんか?余計な力を抜き、軸や眼とボールとの距離を意識することでミート率は格段にアップします。
ヘッドスピードを上げる
ヘッドスピードが速いほうが、飛距離を稼ぐのに有利なことは間違いありません。
そのためには早いスイングに耐えられる下半身、体幹の強化、そして柔軟性が必要になるでしょう。
これは、日々のトレーニングをする以外にありませんが、スイングも安定し、飛距離アップ+方向性の安定も期待できます。
効率よく伝える
早いヘッドスピードを持っていたとしても、そのエネルギーがボールの直進方向へのエネルギーになっていないと、変なサイドスピンに化けると、左右へ飛んでいくエネルギーになってしまいます。
また、スイングも無駄な動きがあるとその分エネルギーをロスしてしまいます。
スイングプレーンを意識したきれいなスイングで効率よくボールにエネルギーを伝えていきましょう。
そのためには、プロのスイングを見て、プロのスイングリズムを参考にするのもいいでしょう。
ここでお勧めは、実際にトーナメント会場に行って、プロのスイング、弾道を見ることです。
テレビ中継では大体後方からのアングルで、飛んでいるボールの弾道は分からないことが多いので、実際のプロのスイングを見て、そのイメージやリズムを覚え、練習場で打ってみるとそれだけで、レベルアップができることがあります。
状況判断で飛ばす
風の状態だけでも、アゲインストの時には低い弾道で、フォローの時には高い弾道で風に乗せれば飛距離を稼ぐことができるのは分かりやすいと思います。
また打ち上げのホールであれば、ランが出ないことを考えて、高いボールでキャリーで飛ばしていくことも考えられます。
状況判断に応じたボールを打ち分けていくので、上級者でないと難しいですが、弾道を打ち分けられないと飛距離を存することになります。
いかがだったでしょうか?
ティーショットを飛ばすための5つの方法をあげさせていただきましたが、すぐできるものもあれば、根気の必要なものもあります。
しかし、本当に飛距離を追求していくためには、どれかひとつを徹底的にやるのではなく、バランスよく全て実践することが大事です。
ゴルフはなかなか思うように上達しないものです。
バランスよく実践して、飛距離アップとスコアアップ目指して頑張りましょう。