ゴルフを練習していると、自分のゴルフスイング動画を見てみたいと思います。
動画を撮影し自分のスイングを見れば、スイングの問題点が分かります。
他の人に見てもらって、言われたことを理解できなかったとしても、実際に目にするだけで一瞬で理解することができます。
問題点を改善するための練習を考える事もできます。
実際にゴルフスイング動画を撮影する際のポイントについて調べます。
どんなところに注意したらよいでしょうか?
今では、ビデオカメラやデジタルカメラにもゴルフスイング撮影に適したものが現れ、スマートフォンではゴルフスイングがチェックできるアプリも豊富にあります。
機材に恵まれている今なので、是非練習にゴルフスイング動画撮影を取り入れましょう。
プロゴルファーも、ゴルフスイングを日々チェックするために、撮影して確認しているそうです。
やはり、自分のスイングは撮影する以外に自分で見る方法はないですね。
ではその際はどんなことに注意すればよいでしょうか。
何を撮影すればよいでしょうか。
撮影した動画はどう生かしていけばよいでしょうか。
撮影の仕方から、保存について、撮影した動画の活用方法について、自分のゴルフスイング動画を撮影する場合に気をつけたら良い点を調べてみました。
ゴルフスイング動画10のポイント
何で動画撮影するか
ゴルフスイングの動画撮影は、デジカメ、ビデオ、携帯、スマートフォンと何でもできます。
デジカメとビデオでしたら、三脚を立てて、一人でも動画撮影できます。
スマートフォンでも練習場の椅子に立てかければ、ゴルフスイング動画は一人でも撮影できます。
スマートフォンで撮影する場合は、ゴルフ用のスイング動画チェックアプリが無料のもの含め各種ありますので、事前にダウンロードしておくとよいでしょう。
何を動画撮影するか
ゴルフスイング動画撮影では撮影範囲とセット位置が重要です。
正面の動画は全体のゴルフスイングが納まっていれば良いのですが、後方からの動画は少し注意が必要です。
後方動画撮影のポイントは、カメラの高さがアドレスの手の位置にあるか、カメラの横位置がアドレスの手の位置にあるかどうか、バックスイングを行い、クラブヘッドが腰のあたりに来たとき、ヘッドと手の位置がチェックできるかどうか、インパクト時に、体の開き具合がチェックできるかどうかです。
これらが確認できる位置にカメラをセットできると効果的でしょう。
動画は必ず保存する
ある程度、ゴルフをしていると、ショットの調子がよいときと、逆にショットの調子が悪いときがあります。
撮影した動画は、保存しましょう。
調子が悪くなった時に、調子が良かった時のゴルフスイング動画を見ることでスランプ脱出の助けになります。
そして保存したゴルフスイング動画を見ることにより、 ショットの調子が悪くなったときの原因のヒントをつかむことができます。
自分の調子のよいゴルフスイングと、 調子の悪いときのゴルフスイングを比較することで何が原因がわかります。
ゴルフスイングの調子が悪い期間が減ることで、ゴルフのスコアの波も減ります。
また、打った球の方向までは撮影できませんので、ナイスショットだったときのサインを決めておき、一緒にサインも撮影するようにすると、後々見たときに分かりやすいでしょう。
動画を比較する
ゴルフスイング動画により、客観的に自分のゴルフスイングを見ることができます。
ツアーをテレビ観戦しプロのゴルフスイングを見ているように見ることができ、比べる事ができます。
ただ、見ているだけでは、プロと自分が違うなと思う程度かもしれません。
更に比べるには、プロのゴルフスイングと比較できるアプリなら、自分のゴルフスイングを見て、「ここが速すぎる」「腕が曲がっている」など、目で見てポイントがチェックできます。
プロの動画と並べて比較できるので、普通に動画を撮影してチェックするよりもお勧めです。
アプリは有料、無料のもの含め数多く紹介されていますので、無料のものから試してみるとよいでしょう。
自分に合った、使いやすいものが見つかります。
チェックする
自分のゴルフスイング動画をチェックしてみましょう。
アドレスでのチェックポイントは、正面からの動画でアドレスの際の体の傾きを確認します。
体を水平に保とうとするあまり、右腕が伸びて左腕が曲がった状態の構えになりがちですが、そうではなく、右利きの場合は体が右に傾くのが自然なアドレスです。
後ろからの動画でも体の傾きを確認します。
肩と、ひざと、足の親指の付け根が一直線上にあることをイメージしてください。
体重が後ろに乗りすぎていると椅子に腰掛けるような姿勢になってしまいますが、そこまでならないように注意しましょう。
体重移動
体重移動もゴルフスイング動画で見るとまさに一目瞭然です。
右足へ体重移動したときに、正面から見た動画で極端にクラブの先が上がっていたり、フェースが開いていたりしていませんか。
良いスイングのときは、ひじがひけておらず、手首を使わずに体の回転と体重移動のみになります。
後ろから見た動画では、シャフトがアドレスの際のライン上に乗っているかどうかチェックしましょう。
トップ
ゴルフスイング動画でトップを見るときは、手首が90度にしっかり曲がり、腕が体の正面にあるかを確認します。
つまり、トップの状態はアドレスの姿勢から体を起こし、手首を90度曲げてクラブを垂直に立て、腕の位置を正面に保った状態で肩をまわせるところまでまわしたところです。
後ろからの動画ではフェースの向きもチェックしましょう。
左腕と平行になっているでしょうか。
上を向いているとフックになりやすく、垂直にちかくなっていればスライスしやすいので、ゴルフでフックやスライスに悩んでいる人は確認してみましょう。
インパクト
インパクトで大切なのは、アドレスの際の姿勢で肩と腰が少し開いている状態になっていることです。
正面からの動画では、クラブの位置がアドレスのときとほぼ同じ位置にあり、左腕とシャフトがほぼ一直線になっていることを確認しましょう。
後ろからの動画でも腕とクラブがアドレスと同じ位置であるのが理想ですが、シャフトのラインはアドレス時より少し上を通過していても問題ありません。
そしてインパクト後は軸を保てるように注意しましょう。
正面からの動画で前傾姿勢を確認し、ひじがひけていないか、右腕が左腕にかぶっていないかを見ます。
後ろからの動画では、アドレスのシャフトの動き線上にクラブがあるかどうか確認しましょう。
フィニッシュ
正面からの動画では、おへそが左足の親指の上に来ていることを確認します。
また、後ろからの動画では、背骨が少し斜めになっていて、クラブは両耳を通っているかたちになるのが理想です。
尚、スイングがインサイドアウトの人はクラブが垂直に、アウトサイドインの人はクラブが水平に近くなり、両耳を外れるかたちでフィニッシュすることが多いそうです。
最後に
ゴルフスイング動画を撮影して、それを今後の練習に生かす際に大切になってくることは、ゴルフスイングの余分な動きを見つけ、その余分な動きをなくしていくことです。
ですが、あまりに神経質になりすぎると逆にゴルフが楽しめなくなってしまいます。
練習の際に常に撮影するのではなく、1ヶ月に一度等自分で間隔を決めて、以前の自分のゴルフスイングをチェックすることも兼ねて行うとよいでしょう。
また、動画を一人で見ても問題がわからないという場合は、web上にスイング分析を行っているサービスもあります。
動画の種類が限られていますが、一度確認してみてもよいかも知れません。
いかがだったでしょうか?
自分のゴルフスイング動画を撮影することは、たくさんのメリットがあります。
時にはスランプ脱出の手助けになり、時には過去の自分のスイングを見直すことができ、更にはプロのスイングと自分のスイングを見比べることもできます。
身近なものから使って、自分のゴルフスイング動画を撮影してみましょう。
見てみることで、問題点に気付いたり、逆に良いところを見つけたりでき、更にゴルフが楽しくなり、練習も楽しくなる事でしょう。