スコアの数え方について書いてみます。
特に初心者の方はラウンド中のさまざまな場面でゴルフスコアの数え方について悩んだり、迷ったりする事が多いものです。
チョロやチャックしたり、はたまた池ポチャやOB連発など、数え方が分からないというより数えたくないと思う事も。
ではゴルフのスコアの数え方って、そんなに難しいものなのでしょうか?
ゴルフスコアの数え方って、ある程度ラウンドを重ねたベテランゴルファーの方でも迷うシーンが結構あるものです。
ましては初心者の方はパニックになる事も珍しくありません。
ゴルフに限らずスポーツ競技に関しては、ゴルフスコアの数え方など競技のルールは国際的に統一されているのが一般的です。
でも国内の多くのゴルフ場などでは、実は日本だけのゴルフスコアの数え方などというものもあったりして、とても複雑です。
それと覚えておかなければならないのは、ゴルフではスコアの数え方の大前提として、必ず宣言が必要という事です。
OBを打ってしまった後、次の球(暫定球)を打つのであれば、”暫定球を打ちます”と同伴者にはっきり宣言しましょう。
宣言しない場合はペナルティが課せられます。
ほとんどの場合は大目に見て貰えますが、ちゃんとしたコンペなどのラウンドだったり、同伴者がルールに厳格なタイプの方だったりすれば、ペナルティを課せられスコアの数え方が変わってきます。
ゴルフスコアの数え方と一緒に基本ルールもしっかり習得したいものです。
ゴルフのスコア数え方5つの点
池に入った時のスコア
池に入った時は、基本的に1打罰を受けることになります。
1打罰とは、実際にショットしたスコアに1打プラスということです。
池というのはウォーターハザードやラテラル・ウォーターハザードのことですが、白杭で区切られたOBエリアも同じ扱いです。
なお白杭で区切られた池の場合にはOB扱いとなり、1打罰で元の場所に戻り打ち直しとなります。
なおゴルフ場毎の特別ルールもよくあることで、例えばあらかじめ設置された特設ティの場所から打つことがあり、その場合、1打罰にしたりプラス4打のOB扱いなどルールが異なりますのでゴルフ場でしっかり確認してください。
また1打罰を受けるのは、あくまで救済を受ける場合であり、白杭エリアでもなく水深が浅い場合など、スーパーショットを期待しつつ、そのまま打つことも可能です。
その場合、バンカーなどと同じくアドレスなどで水面にソールなどクラブの一部分でも触れてはいけません。
触れたら結局1打罰と同じことになってしまいます。
OB時のスコア
OB(out of boundsの略です)とは、ゴルフコース、もしくは今自分のプレーしているホールの外のことを言い、白杭や白線で示されることが一般的です。
例えばティーショットを打ち、それがOBと考えられる場合は、同伴者が全て打ち終わった後に暫定球を宣言して打ち直しをします。
もし最初に打った球がOBでなかったら、そのボールを無罰で プレー続行します。
その場合には暫定球を使わないので回収しておきます。
もし最初に打った球がOBでしたら暫定球を使用してプレーを続行しますが、その場合には次が3打目になる訳ですから2打罰としてゴルフスコアを数えます。
また、ティー・ショットではなく、2ndショット以降のショットがOBとなった場合、OBとなったショットを打った場所と 出来るだけ近いところにボールをドロップし、1打罰としてプレーを続行します。
ロストボールの時のスコア
ロストボールとは紛失球という意味で、プレー中に例えば林の中などに打ち込んでしまい、いくら探してもボールが見つからない場合をさします。
ロストボールになったら、直前のショットを打った場所と 出来るだけ近いところにボールをドロップしプレーを続行します。
この場合のゴルフスコアの数え方はOB 同様に2打罰と数えます。
ただ今ではローカル・ルールが浸透してきておりマナー向上やスロープレイ防止の観点から、ロストボールの場合に直前に打った場所まで戻るのではなく、 前進2打罰というルールのもと、OB地点やロストボール付近に最も近いフェアウェイからプレー続行や、プレーイング4と言って、前進四打で打つなどに変わってきていますこともある。
アンプレヤブル時のスコア
アンプレヤブルとは、障害物など周辺環境の状態による影響でボールを打てない状態の事をそういいます。
ルールによれば、ボールがウォーターハザード以外にある場合、競技者は自らの意思でコース上の全ての場所でアンプレヤブルと宣言することができるとなっています。
実際にアンプレヤブルを行う場合、まずアンプレヤブルの宣言をします。
そして以下のいずれかの救済措置方法をとり、1打罰でプレーを続行します。
- アンプレヤブルを招いた球をプレーした元の位置から打ち直し
- ホールとボールを結ぶ線上の後方(距離に制限はありません)にドロップ
- ボールから2クラブ・レングス(クラブ2本分の長さ)以内にドロップ
ボールが動いた時のスコア
打ち終わって止まっているゴルフボールが何らかの理由で動いた場合のスコアの数え方ですが、ボールが動いた理由によりゴルフスコアの数え方が様々です、正しく全てのケースを理解するにはゴルフルールに関する多くの知識が必要です。
プロゴルファーの方でも時々ミスすることもあるくらいですから。
例えば競技者が原因でボールが動いた場合は、ボールを元の位置に戻しプレーを続行します。
ペナルティは1打罰となります。
その他にもさまざまなケースがありますが、競技者や競技者のキャディーさんが原因でない場合には、基本的に無罰となります。
いかがだったでしょうか?
ゴルフスコアの数え方について理解して頂けましたでしょうか。
実はベテランゴルファーの方でも、ホールアウトしてから2打を足すとか、1打罰の場合にはホールアウト後に使用したクラブの数に1を足すなど、ゴルフ歴が長いのにゴルフスコアの数え方を知らずにラウンドされている方も結構多いといわれています。
初心者、ベテランなどゴルフ歴関係なく、ゴルフを楽しむ者のマナーとして、ゴルフスコアの数え方はしっかりと思えておいた方が良いでしょう。