ゴルフの一連のスイングの中で一番重要なこと。
それは「フェースの向き」です。
インパクトの時のフェースの向きで、ボールの方向が決まります。
ゴルフのスイングの動きはアドレスからフォロースルーまでありますが、フェースの向きに一番影響を与えるのは常に「手首」です。
手首のキープが出来ていればボールの方向はほぼ安定して飛んでいきます。
スイング中の手首の動きはどのような点を注意していればいいのでしょうか?
スライスが直らない、ヒッカケが出る、思ったように飛距離が伸びないなど、ゴルフをする人の悩みは様々です。
その悩みの原因の一つにはもしかしたら手首が上手く動いていないことがあるのかもしれません。
ボールの方向を決めるのは、ゴルフスイングの中のインパクト時のフェースの向きです。
スイングの一連の動きはアドレスから始まり、バックスイング、トップスイング、ダウンスイング、インパクト、フォロスルー、フィニッシュとなりますが、インパクトまでは手首の動きは非常に重要です。
手首を上手く動いていないと、スイング全体で作ったタメもインパクトで有効に放つことが出来ません。
手首の角度はアドレスの時から変わらず保たれていることが大事で、スイングしていく過程で必要以上に手首をこねたりしてしまっているとフェースの向きを変えてしまい、崩れる原因になっていたりします。
ではゴルフのスイングの中で、上手く手首が働くようになるにはどのようにすればよいのでしょうか?
ゴルフスイング手首の動き5つのポイント
飛距離がアップする
飛距離は体格の良いパワーのある人や、ヘッドスピードが元々ある人だけのものと思っていませんか?ゴルフの正しいスイングと、その中での手首の動きが正しくできると、結果的に飛距離がアップするのです。
もちろん方向性も安定します。
ゴルフのスイング中も、グリップを力いっぱい握るのではなく柔らかく握れば固まりすぎず手首の返しが自然にできるようになります。
疲れない使い方をする
ゴルフのスイングの手首の使い方の例として、よく言われているのがトンカチを打つときの手首の使い方です。
同じ手首の動きと言うことではなく、同じ様な力の使い方ということです。
トンカチを使う時に、持った手首を上下させながらという使い方をするひとはいません。
腕全体で持ち上げ、おろす時はトンカチ自体の重みを利用する部分を真似するのです。
スナップを効かせるのです。
ゴルフのスイングの手首の使い方も同じようにすると、少しの力で大きな反動が得られるようなります。
疲れないような上手い手首の使い方を身に付けることが反動を利用するコツです。
折らない
ゴルフスイング中の手首の角度は、アドレスから変わらないというのが基本です。
バックスイングからトップスイングまでに両手首が甲側に折れたり、手のひら側に折れてしまったりしてしまうと、フェースの向きが変わってしまいます。
バックスイング時に気をつけたいのは、右手側です。
甲側に折れすぎるとインパクト時にはフェースが開いて下りてきて、手のひら側だと閉じて下りてきます。
結局左手の角度もこれで変わってしまうので、こうやってボールの方向に影響してしまいます。
アドレスで作られた手首の角度がスクエアになるので、その角度を変えないようにしましょう。
ここでいう「角度を変えない」と言う意味は、手首を固定するということではありません。
手首を固定してガチガチのグリップでは、せっかく作ったタメも放つことなく殺されてしまいます。
アドレス時にとったグリップのままの角度が一番スクエアに当たる状態になるので、変に手首側や手のひら側に倒したりせず、アドレス時に出来ていたスクエアなフェースの向きが変わらないようにするということです。
使いすぎていないか
ゴルフでボールの方向が安定しないのは実は手首の使いすぎということもあります。
手首の返しといいますが、故意的に返すのではなく、あくまでもゴルフスイング中での一連の動きなのです。
「返す」というよりは自然に「返る」ということです。
あまり意識しすぎてしまうと、どうしていいのか返ってわからなくなってしまいます。
前述しましたように、グリップに力を入れて握るのではなく、柔らかく握れば手首も固まらず、インパクトの場面になったときに、自然に手首が「返る」状態が作られるのです。
正しい手首のターンで
ゴルフのスイングで、手首の使い方は非常に重要なのですが、使いすぎると手首痛が出てきてしまうことがあります。
最近は、道具自体が進化し、あまり手首のコックなどは昔ほど意識しなくてもよいようになっているようです。
ムキになって飛ばそうとしたり、故意的にインパクトの部分だけ意識をし、手首を回すようなことをしすぎると、手首を傷めてしまうことがあります。
あくまでも、少しの力で大きな反動が出るような自然で正しいスイングができるようになりましょう。
その中で手首が「返る」ということが理想です。
いかがだったでしょうか?
ゴルフスイング時の手首の使い方をあげてみました。
手首は使わなくても使いすぎても、いい結果は出ません。
ゴルフのスイングの中の一つの動きとして手首が返るということなのです。
そこだけに集中してしまうとスイングのバランスが崩れてしまいます。
正しいゴルフのスイングを身に付けることが先決です。
手首、スイングなどの使い方から、ゴルフは少しの力で大きな結果を生む反動を上手く使ったスポーツであると言えます。