「フェードボールを持ち球にしたい」「いや、飛距離を求めるならドロー球がいい」といろいろな会話がゴルフ仲間で語られます。
アベレージゴルファーといわれるレベルから脱皮して、安定した好スコアを求めるにはフェードボールを持ち球にすることが必要で、それがシングルへの近道ともいわれます。
フェードボールを自分の持ち球にして、ライバルに差をつけてみてはどうでしょうか?
ゴルフトーナメントを見ていると、トッププロといわれる人は、ドローボール、フェードボールと打ち分けられるようです。
しかし、アマチュアにはそのような技術は必要ではありません。
シングルをめざす人や、たとえシングルにならなくても80台前半からたまには70台後半のスコアを出したいと願っているゴルファーは多いはずです。
ゴルフを始めたころはほとんどの人はスライスに悩みますが、上達するにしたがって今度はフックボールが出てきます。
そのうちドローボールらしきものが打てるようになりますが、コースで「チーピン」や「どフック」が出るとスコアはとてもまとまりません。
その日の調子によっては90オーバーから100に近いスコアになることもあります。
それがコンペ当日に出てしまったら・・・・。
ゴルフは飛距離だと豪快に飛ばすドローヒッターよりも、堅実なフェードボールで攻めて、常に好スコアでまとめることがゴルフの本当の面白さを知ることができます。
そのために7つコツをつかんでフェードボールを会得してみましょう。
フェードボール7つのポイント
まず狙いを定める
コースでも練習場でも同じですが、ボールをどの方向に打ち出して落ち際にどれくらい右へ曲げるかという狙い、目標を定めます。
まだフェードボールを会得していないのにと思われるかもしれませんが、これは大切なことです。
常に狙いを定めてフェードボールをイメージ通りに打とうと心がけてください。
一番重要なことはアドレス
普段どおり目標ライン(ボールの落下点)に対してスクエアーにアドレスした後、左足をボール1~2個分オープンに構えます。
練習場では必ずゴルフクラブを使って自分のアドレスの向きを確認してください。
腰、肩は目標にセットします。
このようにオープンに構えることによって、ドローの反対のアウトサイドインにクラブが入り、フェードボールになります
腕の使い方で決まるグリップ
フェードボールを打つにはやはりストロンググリップです。
「えっ?」て思われるかもしれませんが、プロや上級者ではフェイス面をキープしやすいストロンググリップでフェードボールを打っています。
初心者向けの解説書ではストロンググリップはドローボールが出やすく、ウィークグリップはフェードボールが出やすいと書かれています。
しかし、手首の使い方で球筋は大きく変わってきます。
ウィークグリップでフェードボールを打つと、弱々しい感じになることが多いです。
フックグリップでフェードボールを打つと、いわゆるパワーフェード的な感じになり飛距離もでます。
バックスイングは外目に
フェードボールを打つためのバックスイングはアップライトにあげます。
どの程度かといいますとオープンに構えた方向にあげると思えばわかりやすいと思います。
フィニシュは高目に上げてください。
ダウンスイングは全て基本どおり、上げた軌道をなぞるように戻します。
フィニシュも高くなるように意識します。
ボールの位置は少し左へ
フェードボールを打つためのアドレスはオープンにしますので、ボールの位置は自然と体の中央寄りに移動することになります。
その分意識して左寄りにボールを置きます。
どれくらい左に置くかは練習場でつかんでください。
逆にボールの位置を右に寄せるとプッシュアウトして右へのストレートボールがでることがあります。
インパクトの意識
インパクトでは、フェイスを閉じないように手首を返さないようにします。
インパクトの瞬間は実際には見えませんが、フェイス面に目があると思ってその目の向いている方向が落下地点を見ている意識を持ちます。
あくまでもイメージなのですがヘッドアップ防止にもなります。
体の回転をしっかりと
フェードボールを打つには、ダウンスイングでいつもより体を少しだけ速く回転するイメージを持ちます。
あまり大きく回転させるとスライスボールになってしまいます。
練習場でフェードボールを確認しながら自分なりの回転するイメージをつかんでください。
いかがだったでしょうか?
持ち球は自分のゴルフスタイルを決定づけるものといっても過言ではありません。
将来のシングルプレイヤーを目指すゴルファーにとっては、大変重要なことだと思います。
持ち球がドローからフェードボールに変えようとする人は、当初はなかなか思い通りのゴルフはできないと思います。
しかし、練習場で繰り返し練習することで徐々に理想の球筋に近づいてきます。
本記事で述べた「フェードボールの打ち方7つのコツ」のポイントをおさえて頑張りましょう。