アイアンは苦手で、5番アイアン以降の番手の種類しか使わないというゴルファーがたくさんいらっしゃいます。
時代に伴って道具はどんどん新しくなり、アイアンも一昔前のものとは違い、当たりやすく飛びやすいものに進化しているようです。
使いやすいアイアンへ変わったのは、どうやらアイアンヘッドに秘密があるようです。
現代のアイアンヘッドには使いやすくするためにどのような構造が隠されているのでしょうか?
アイアンはドライバーや他のフェアウェイウッドなどに比べ、クラブなどもこれ!と決まっているものが少なく選びにくいクラブでした。
おそらく一般の方々はゴルフを始めるときに5番アイアンからセットで買い、そのまま使用しているという形が殆どです。
それはゴルファーのレベルによっても違ってきますし、求める性能が個々で違うので仕方のなかったことなのです。
選択肢も少なく、自分のクセや球質も全て理解しているわけではないので、道具をどのようにどうやって選べばいいのかわからない・・・
しかし、現代は材質・構造の種類が増え、自分のタイプに合わせて簡単に選ぶことが可能になっています。
アイアンヘッド・シャフトも、パーツによって進化し、それによって特に苦手であったロングアイアン等も上手く使って、スコアに生かすことが出来るようになってきました。
特にアイアンヘッドには、ボールがあがりやすくなるような工夫が施されています。
では今現在どのようなアイアンがあるのでしょうか?アイアンヘッドを軸に特徴と種類を見てみました。
アイアンヘッド5つのポイント
フラットバック
マッスルバックとも言い、一番オーソドックスなアイアンヘッドです。
打った感じが良く、球筋の操作性が高いので、状況によって球筋を打ち分けるプロがよく使用しているアイアンヘッドです。
アイアンヘッドも小さめでスイートエリアも狭いので、ボールが上がりにくく、芯に当たらないと飛びません。
ですのでやはり使用者はプロ、もしくは上級者のアマチュアのほうが向いています。
キャビティバック
キャビティバックはヘッドの後ろがくりぬかれたようにバックフェースがへこんでいます。
中央部の重心を周辺に配分したアイアンヘッドです。
アイアンヘッドは大きめで、そのことによりスイートエリアも広くなっています。
このアイアンヘッドは初心者から上級者まで使いやすく、へこみが大きい分、低重心になっているので、ボールがあがりやすく飛距離も出やすくなっています。
ただ打感は殆どはっきりとした感触はありません。
他にキャビティバックに打感と操作性を加味したセミキャビティというアイアンヘッドもあります。
こちらは上級者がよく使用しているようです。
ポケットキャビティ
キャビティアイアンを進化させたクラブです。
バックフェースの部分がポケットのようにえぐれているアイアンヘッドです。
普通のキャビティバックのアイアンヘッドのものよりも更に低重心が加味されているので、ボールがもっとあがりやすくなっています。
ヘッドはやはり大きめですが、最近はやや小振りのヘッドも出てきているようです。
このアイアンヘッドもミスには強く多少のダフりも問題ありません。
とにかく優しいクラブなので、初級者から中級者向きというクラブのようです。
中空タイプ
中空タイプは、アイアンヘッドに空洞を設けてスイートエリアを広げたものです。
特徴はヘッドの後方に厚みを持たせ、フェース上下のミスに強いというアイアンヘッドです。
今は少し主流からは外れていますが、また進化した形で再登場しています。
優しいクラブでボールもあがりやすいのですが、弾道が低いので、ある程度ヘッドスピードのある方が向いているのかもしれません。
ユーティリティ
ユーティリティまたはハイブリッドとも呼ばれます。
ロングアイアンも昔は1~3番まで見かけたのですが、アイアンヘッドの進化とともに、あまり見かけなくなり、代わってユーティリティというロングアイアンとウッドの中間のようなクラブが出来ています。
ヘッドはアイアン型とウッド型があります。
アイアン型は20年位前から存在していて、その形状に似ているため「たらこアイアン」と呼ばれていた時期もあります。
ロングアイアンは難しいクラブですが、このユーティリティーを使うとロングアイアンの出す距離を楽に打てます。
アイアン型はアイアンヘッドが少し厚みを帯びているぐらいで普通のアイアンヘッドと外見は変わりません。
ウッド型は、従来のウッドより少し小さめのヘッドで、かまぼこのような形が多いです。
今ではプロもキャディバッグにほぼ常備しているようです。
いかがだったでしょうか?
アイアンヘッドの種類・特徴についてまとめてみました。
一昔前にはあまり選択肢がなかったアイアンも、どんどん機能が加味されたものが発売され、アイアンヘッド別に進化し続けています。
アイアンはティーショット以外で使う使用頻度が高いクラブです。
気になったアイアンヘッドはまず試打してみましょう!アイアンヘッドを基準にクラブを選択することで苦手だったアイアンが得意になれば、ゴルフ上達への道が早く開けます。