キャディバッグの中に入っている本数も多く、出番も多い、そしてグリーンに近づくほどに必須になってくるアイアン。
スコアアップを狙うためには、アイアンでのミスショットを減らすことです。
それにはアイアンの打ち方がきちんと出来ているかどうかにかかっています。
頭ではわかっていても自分のスイングではなかなか実践できていません。
アイアンを上手く打てるようになるためにはどのような打ち方をすればよいのでしょうか?
アイアンを苦手とする人は多いです。
特にミドルアイアンより番手が下がるにつれ、きちんとしたアイアンの打ち方の基本が実践できていないと、ボールが綺麗にあがりません。
それでもボールが前に進められれば、多少の曲がりは問題ありませんが、曲がりが大きかったりすると、スコアアップのチャンスが一転、大たたきになってしまう場合があります。
きちんと前にボールが進められるようなアイアンの打ち方を、しっかりと体で理解して打てるようになることが大事です。
しかし、なかなか自分の打ち方がどんなものかを理解できている人は少なく、基本とは?という場合がほとんどです。
現代は特に情報が溢れすぎていて、どうしたらよいのかがわからなくなってしまうほどです。
いろんな理論をインプットしすぎてわからなくなっている時は、初心に戻るのが一番です。
ここでもう一度初心に戻り、アイアンの基本の打ち方を振り返ってみることにしましょう。
アイアンの打ち方を学ぶ8つのポイント
ボールの位置
アイアンの打ち方でのボールの位置は、基本を7番アイアンとして、スタンスは肩幅ぐらいに取り、ボールの位置は真ん中にします。
ボールの位置は変えずに、番手が下がるほどシャフトの長さも変わりますので、その分、右足を動かしてスタンスを広げます。
そうすることでボールの位置は自然に左寄りになっていきます。
グリップ
アイアンは、先述したようにボールを真ん中の位置にし、グリップの位置が左足の内ももの辺りに来るように構えます。
こうすることで自然にハンドファーストになっているのでスライスが出にくい打ち方ができます。
肩のひねり
アイアンの打ち方が手打ちになっていると、トップやヒッカケが多くなります。
手打ちとは、手と体の動きがスムーズにできてないということで、これではひねる意味がありません。
基本はテイクバックで肩を十分にひねり、そのひねりを振りほどく過程でパワーが十分にでてその結果、飛距離が出るという打ち方ができるようになることです。
ハンドファースト
アイアンの打ち方の基本は、構えをハンドファーストにすることです。
ハンドファーストとは、手がクラブヘッドよりも左(先)よりになっている構えです。
これは意図的にやるものではなく基本のグリップが出来ていれば、自然にハンドファーストになるのです。
クラブのロフトを信じる
アイアンでボールを打ちに行くのではなくアイアンが通るところにボールがあり、その延長でボールに当たって、アイアンのロフトがボールを運ぶ打ち方というのを理解することです。
理解するということは、手でこねたり、手でボールに当たるように操作しない打ち方をするということです。
ダウンブロー
アイアンの打ち方の基本はダウンブローで打てと良く言われています。
ダウンブローとは、クラブが下降していく途中、最下降点の手前でボールに当たる打ち方です。
この打ち方が出来るようになると、ボールに当たった感覚はまったく感じないのにボールはどんどん前に飛んでいきます。
ヘッドアップ
これはアイアンの打ち方に限らず、全部に共通します。
ボールの行方を気にしすぎてはダメです。
その意識がどこかにあると、無意識にボールを見に行ってしまい、結果打ち急いだ形で、ミスショットのようになってしまうからです。
一連の流れの結果、フィニッシュまで綺麗に振りぬくことが基本です。
体重移動
アイアンの打ち方ではショートアイアンはロフト角が比較的あるので容易に運べますが、ミドルアイアンより番手が下がると、体重移動がきちんと出来ていない打ち方ではボールがあがりません。
ミドルアイアンからロングアイアンの打ち方では、まずゆっくりとテイクバックをし肩をひねっていき、右足に体重を乗せ、体の左側の軸をきっかけにしてふりほどき、徐々にダウンスイングで左足に移動していき、最後は完全に左足に体重は移動するという基本の打ち方ができていないといけません。
いかがだったでしょうか?
アイアンは飛ばすために使うというより、距離の正確性を求められているクラブです。
もう一度ここでアイアンの打ち方の基本を確認して、体の動きと連動させ、アイアンの特性を生かした有効な打ち方ができるようにしたいものです。
基本の打ち方を自分のものにすれば、状況に応じた打ち方も難なく出来るようになり、アイアンショットにもっと自信が出るでしょう。