近々ゴルフデビューすることになったけれど、どんな服装でゴルフ場へ行けばよいのかわからない、という初心者の声がよく聞かれます。
また経験者の中には、同伴のメンバーがラフな服装でプレーしているのを見て不快になったという人もいます。
ではゴルフには適切な服装というのがあるのでしょうか? それはどのような服装でしょうか。
男女によっても違いはあるのでしょうか?
ゴルフに出かけたとき、ジャケットを着用していなかったら、友人に注意されたとか、シャツの裾を出してプレーしている人を見て意外に思ったとか、数十年前、海外旅行でゴルフ場へ行った時、ジーンズだったので断られ恥ずかしく思ったという人もいます。
また、観光地のゴルフ場でもラフな格好でゴルフをしても何も言われないという話もあります。
またクラブハウス内では、マナーに気をつけるよう言われていたのに、帽子を被ったままでいたり、サングラスも外さない人がいます。
ゴルフの服装には規定があるという人と、そんなことはさほど気にしないで良いと言う人もいます。
どちらが正しいのでしょう。
これからゴルフ場へ向かおうとする初心者ばかりでなく、経験者にとってもゴルフに適切な服装があるとすれば、それはどのような服装でしょうか? マナーにそった服装をするのには、どんなことに気をつければよいのでしょう。
注意するポイントとは何でしょうか?
ゴルフの服装5つのポイント
ゴルフの歴史
ゴルフを楽しむためには、その歴史を少しでも知っておくことが大切です。
歴史を踏まえたうえで、現在のゴルフというスポーツがあるのだと分かれば、なぜ今のような服装でゴルフをするのか納得できるでしょう。
ゴルフの起源には諸説ありますが、ゴルフというスポーツが現代のような形になったのはスコットランドだと言われています。
1860年に世界初のゴルフ選手権大会である全英オープンが開催。
1880年代に英国でゴルフブームが起き、爆発的に世界にも広まりました。
日本にゴルフ場ができたのは1901年、神戸の六甲山にできた神戸ゴルフ倶楽部です。
これは外国人の社交場でしたが、1913年に、大蔵大臣であった井上準之助が関わってできた東京ゴルフ倶楽が、初の日本人の為のゴルフ場でした。
ゴルフは、日本でも100年以上続く歴史あるスポーツです。
ですから、当初から引き継いだマナーや風習は現代でも残っているのです。
服装のマナー
最近では、一般の人たちにも敷居が低くなり、服装に関してあまり細かなことを言わないゴルフ場も増えてきましたが、英国ゴルフ場の運営方法にならってメンバーシップをとっているようなゴルフ場には、独自のドレスコードがあるようです。
ですから、どんな服装が良いのかは、行く予定のゴルフ場に問い合わせましょう。
しかし、一番大切なのは、ゴルフをしている周囲の人達に不快な思いをさせないことです。
大人の社交場であるゴルフ場で、服装は身だしなみのマナーです。
一般的なゴルフの服装
普通のゴルフ場であれば、よほどのことがない限り注意されることはあまりありませんが、マナーにそった、とやかく言われない一般的な服装としては、ゴルフ場へ入場時は盛夏を除きジャケット着用(持っているだけでも良い場合もあります)する。
プレー時は、襟付きスポーツシャツ。
裾は入れ、ベルトを締めます。
ハーフパンツの場合はハイソックスを。
女性は肌をあまり露出させない服装にしましょう。
またゴルフボールが頭に当たったりした時のことを考えて、キャップやバイザーも利用して危険防止にも注意しましよう。
ジーンズや、サンダル履き、スニーカーは普通のゴルフ場でも禁止しているところが多いようです。
ゴルフウエアでオシャレ
ゴルフウエアは、最近さまざまな色や素材のものが出ています。
男性ならポロシャツにチノパン、スラックスなどでも、オシャレにコーディネイトできます。
女性なら特に何を着ようかと楽しみになるのではないでしょうか。
服装のマナーにそったお気に入りのウエアを着てゴルフするのは、とても気持ちが良いものです。
またメーカーによってはスイングなど身体の動きを重視した機能ウエアなども出していますから、そういったものを取り入れるのも良いかもしれません。
季節や天候に合わせる
夏と冬とでは、ゴルフ場での服装も当然のように違います。
夏なら通気性が良く、汗を良く吸い取ってくれる素材のものやUVカットのウエアなど。
日除け傘を使う人もいます。
冬ならヒートテックのような機能シャツを利用するのも良いでしょう。
暖かくして快適にプレーできる服装を選びましょう。
また雨の日などは、雨に濡れることでプレーに影響が出るのを避けるためにも、レインウエア、防水、耐水性のあるシューズ、グローブ、傘を用意してください。
タオルを用意しておくと重宝すると言う人もいます。
いずれにしても、スムーズで、快適なゴルフをするのに役立ちます。
いかがだったでしょうか?
ゴルフに適切な服装のポイントは、周囲の人に不快な思いをさせない服装をすることでした。
歴史あるゴルフ場は、いまだ独自の伝統の風習がありました。
大人の社交場ともいえるゴルフ場では服装のマナーも忘れてはなりません。
以前ほど細かいことを言わなくなってビジターに利用しやすくなったゴルフ場であっても、適切な服装でゴルフすることは大切です。
最低限のルールを守って楽しいゴルフをしましょう。