ゴルフクラブは大きく分けて、ウッド、アイアン、パターの3種類があります。
それぞれグリップ、シャフト、ヘッドの3部品から構成され、それぞれに重要な役割があります。
今回はアイアンのリシャフトについて5つのポイントをお話したいと思いますがリシャフトって何なのでしょうか?
リシャフトとは、アイアンに限らずクラブのシャフトを初期の状態から交換することを指します。
大きく分けるとシャフトはカーボン素材とスチール素材の2種類があります。
それぞれに特徴がありますが、良くある話でゴルフを始める時の1セット目は先輩からの古いお下がり品で、ドライバーはパーシモンヘッド(これは相当古いですが)、シャフトはスチール、アイアンのヘッドも小さい物ということが良くあります。
スチールシャフトのアイアンは重く、初心者には扱いづらいので、練習場のティーチングプロからリシャフトを勧められたりします。
しかし、アイアンのヘッドが小さくて当てることがそもそも難かしいので、ボーナスなどからお金を用意し、カーボンシャフトで、アイアンヘッドの大きな打ちやすいクラブセットに買い換えてしまう人が多いのでは?と思います。
では、改めてこの最初の古いクラブのリシャフトを考えるにあたって、何に注意すれば良いでしょうか?
アイアンをリシャフトする際の5つのポイント
素材
クラブシャフトはアイアンもウッドもカーボン素材とスチール素材の2種類があります。
それぞれに特徴があり、使う人のレベルや年齢、好みによって選べば良いのではないかと思いますが、簡単に言うと、スチールシャフトは重く、カーボンシャフトは軽いので、非力な人はカーボンシャフトを選ぶと特にミドル~ロングアイアンやウッド系の場合ヘッドの重さを活かしてスイングスピードを上げることが容易になります。
スイングスピードが上がるということはヘッドスピードがあがるという意味で、ボールの初速が上がり飛距離が伸びます。
ただ、最近はスチールシャフトのウッド系クラブ、特にドライバーを見ることは殆ど無く、逆にアイアンはカーボンを使用しているプロを見ることはありませんし、アマチュアでもスチールシャフトアイアンの方が良いという人が多いのも事実です。
硬さ
シャフトの硬さは普通「フレックス」という言葉で表されます。
フレックス表記と言ったほうが良いかもしれません。
表記は柔らかい方から J→L→A→R→SR→S→X→XXとなります。
男性であれば、最初はRフレックスシャフトのクラブから始めることが多いと思います。
ただ、同じフレックス表記でもメーカーによってその硬さが変わります。
特にリシャフト用のフレックス表記はかなり硬めになっていることが多いです。
シャフトの長いウッド系で違いがよく分かりますが、アイアンでもしっかりと違いが分かります。
トルク
トルクというのは、シャフトのねじれ度合いを示します。
この数字が大きいほど、よくねじれるシャフトということになります。
よくねじれるということは、スイング中に手が余分な動きをしてもクラブヘッドが戻ってきてくれるので、不安定なスイングをカバーしてくれます。
逆にねじれが少ないということは正確な手の動きとスイングによって、球筋を打ち分けることが可能になるので上級者向けということになると思います。
短いアイアンよりは、ロングアイアン、ウッド系などでより傾向が現れやすいです。
調子
調子とは、「先調子」「中調子」「元調子」「ダブルキック」という言葉で表され、それぞれ「先調子」は手元が硬く先端が柔らかいタイプ、「中調子」は手元も先端も硬いタイプ、「元調子」は手元が柔らかく先端が硬いタイプ、「ダブルキック」は手元も先端も柔らかいタイプになります。
自分のスイングの特徴、特にトップでのシャフトのしなり具合、いわゆる「タメ」の強さを知ることで、どの「調子」のタイプのシャフトが合っているかが分かりますので、デジカメなどで自分のスイング動画を撮って確認してみると良いです。
簡単に言うとタメの強い人は「先調子」、タメが無い(弱い)人は「元調子」、ある程度タメがあって尚安定感が欲しい人は「中調子」、タメが無くボールが捕まりにくい人は「ダブルキック」を選ぶと良いとされますが、素人に判断は難しいでしょうから、撮った動画をショップで見てもらうとか、ショップで動画診断してもらうのが良いでしょう。
これも、ロングアイアンやウッド系など長めのクラブで傾向が現れます。
信頼出来るショップ
お金を掛けて、新しいクラブセットを購入するのではなく、ある意味ゴルフの奥深さの世界に一歩踏み込んだリシャフトを行なうのですから、やはり信頼出来るショップで行いたいものです。
と言っても信頼出来るショップや工房を探すのは簡単ではありませんので、以下の点について満たしてくれるショップを目安にしてみてると良いと思います。
- 事前に説明、特にネガティブな点について説明してくれる
- 仕上がりの綺麗さにこだわる
- 出来ないことは出来ないとハッキリ言う事ができる
他にもあると思いますが、これくらいならばショップの人と話をしている段階で分かってくると思います。
いかがだったでしょうか?
ここまでアイアンのリシャフト5つのポイントをあげましたが、素人が判断出来る物ではないと分かると思います。
なので一番重要なのは信頼出来るショップを探すことかもしれません。
最近ゴルフショップは選ぶのに迷ってしまうほど沢山あり、どのショップが良いかの判断は簡単ではないと思いますから、よく行く練習場やゴルフ場などで聞いてみるのも良いショップを探す近道になるかもしれません。