日々、練習しているアマチュアゴルファーの方なら誰しも、自分のゴルフスイングはこれでいいのか?と悩むことがあるでしょう。
レッスンビデオや雑誌などの情報を見てみると、「ゴルフスイングでは右脇を引き締めるように」と書かれていることが多いと思います。
ではそのゴルフスイング時の右脇を引き締めるとは、いったいどういうことなのでしょうか?
最近はプロゴルファーの人気もあり、ゴルフを始めようと思う若い方も増えているようです。
また、定年退職後長く続けられるの趣味のひとつとして、ゴルフを再開する人も多いことでしょう。
ですが、ただ楽しめればいいと始めたゴルフであっても、続けていくとやっぱりうまくなりたいと思うものです。
そんな時、プロゴルファーのゴルフスイングをビデオレッスンとして見たり、雑誌などの情報からゴルフスイングを学ぶと、たいてい「ゴルフのスイングの時には、右脇を締めるように」と書かれているのを目にするでしょう。
そして、ではそれを実践しようと頑張ってみても「右脇を締めるって?」いまいちよくわからないと思われるかもしれません。
また、本当に「ゴルフスイングの時には右脇を締めなければいけないのか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
ゴルフスイング時の右脇の締め方のポイントについて、考えてみましょう。
ゴルフスイングで右脇に気をつける6つのポイント
上半身と腕を同調
ゴルフクラブは、腕で振るものではありません。
下半身をリードしながら、上半身と腕を同調させて回すものです。
バックスイング時に腕だけでゴルフクラブを上げようとすると、右脇がどうしても体から離れて上半身と右脇の距離が空いてしまいます。
それは正しいスイングではありません。
上半身から右腕が離れないように、右脇を引き締めたままスイングするというイメージが大切です。
右ひじを右足へ
ダウンスイング時には、右ひじを右のポケットへ向かわせるイメージで振りおろしてくると、右脇が締まったスムーズなスイングとなります。
本当に必要か
右脇を引き締めることだけに集中してしまうと、腕に力が入ってしまいます。
ゴルフスイングに一番大切なことは、腕に無駄な力を入れないことです。
腕だけではなく体全体でスイングをすることが重要です。
トップが高いこととの違い
右脇が空くことは良くないですが、トップが高いことは悪いことではありません。
この二つの違いについて説明しましょう。
トップが高い状態は「右手首がいわゆる出前持ちの状態であること」です。
右手のひらが上を向いてゴルフクラブを支えている状態なら問題ありません。
右脇が空くという状態は、この正しい手首の形ができてない状態のことです。
右手のひらが上を向かず、自分の正面を向いている状態は手首の正しい形ではありません。
また、トップの状態を作った時に、右ひじが真下を向いていれば右脇が空いていても「トップが高い」だけですので問題はありませんが、右ひじが外を向いた状態のトップは良くありません。
基本的な練習方法
ではどのような練習をすればいいのでしょうか。
右脇を引き締めるといってもイメージが難しく、右脇を締めようと腕に力が入りすぎても体と同調せずバラバラに動いてしまいます。
右脇よりも、右ひじを意識してみたら良いでしょう。
まずアドレスで腕で三角形を作ったら、そのまま体と腕を同調させながらゴルフクラブを上げバックスイングに入ります。
このとき、左ひじはまっすぐ伸ばしたまま、また右ひじを真下に向けながらクラブをあげていきましょう。
そのまま左ひじが伸びたまま右ひじを真下の地面を指したままトップまで行ければ、そうすれば右脇が空くことがなく、きれいなスイング軌道となります。
練習方法
自分ひとりで練習するときに、本当にちゃんとできているのか不安に思うこともあるでしょう。
右脇がひらかないように練習したい場合たとえばタオルなどを使った練習方法もあります。
アドレス時に右脇にタオルを挟んでみましょう。
そのままタオルを落とさずにゴルフスイングをしてみましょう。
トップの状態でタオルが落ちてしまうようなら、右脇があいている証拠でもあります。
ひとつの練習方法として参考にしてみてください。
いかがだったでしょうか?
実際、右脇をぴったり体にくっつけたままでゴルフスイングすることは事実上不可能です。
ですが、右脇を引き締めるイメージでスイングをすれば、オーバースイングにならない程度にプレーン上のきれいなゴルフスイングができるでしょう。
きれいなスイングはゴルフ上達の一番の近道です。
ゴルフスイングするときに意識するポイントのひとつとして、右脇を引き締めることを参考にしてみてください。