パターの上達はスコアに直結すると言われています。
そのために少しでも良いパターを持ちたいと誰もが思います。
パターには、さまざまな種類のものが出ていますが、自分に合ったタイプのものを選ぶのはもちろん、パターの長さも重要になります。
では最適なパターの長さというのはあるのでしょうか? 自分に合う長さを見つけるにはどうすればよいのでしょうか?
パターを購入しようと考えているけれど、どのくらいの長さのパターが良いのかよくわからないとか、友人や知人に聞いてもなんとなく納得し難いとか、自分はもう少し短いのが良いかと思っていたら、お店の人に標準の長さを薦められて疑問に思ったという話もあります。
通常パターは33~35インチのものが多く使われていますが、身長のある人は長めのパターで、身長の低い人は短いパターを使うというのが正しいのでしょうか? それともパターの長さは、身長とは関係がないのでしょうか?
また、最近コースに出てパッティングしたら、さんざんだったとか、思ったようにカップインができなくなった、など、悩んでおられる方も多いようです。
そんなときは、一度パターの長さを考えて見るのもよいかもしれません。
自分に合った長さのパターを使っているでしょうか? 自分に合う最適なパターの長さを選ぶ時のポイントとは、どんなものでしょうか?
パターの長さを知る5つのポイント
身長と自分に合うパターの長さ
大柄な外国人選手は、身長があるからといって長いパターを使っているわけではなく意外に短いパターを使っています。
タイガーウッズも33インチを使用していたといいます。
身長があれば腕の長さも長くなります。
それほど大柄でない日本人ならば、当然もう少し短くてもいいかもしれません。
あるプロゴルファーは、34インチは長すぎると言っています。
パターの長さは身長に比例するのではなく、自分が使いやすい長さであることが大切です。
一番自分が振りやすいパターの長さを選びましょう。
パターを短くしたらパットが決まるようになったという話もあります。
パターのシャフトの長さに注意する
シャフトの長さは、パター全体のバランスに関わってきます。
短くする時は、ヘッドの重さや、シャフトの重さ、ロフト角などに注意しましょう。
微妙に変化してきます。
しかしシャフトを短くすると、ショートパットの直進性がよくなるとも言われています。
ショートパットに悩んでおられる方がシャフトカットして短くしてみたら、ショートパットが安定したという話もあります。
カットしなくても、いつも使っているパターを短く持って試してみるのもいいかもしれません。
現在では、市販されているパターの中には、インチ単位で長さを調節できるものも出てきました。
自分に合うようならそれを利用するのもいいでしょう。
パターの長さとグリップ
グリップは、パターのバランスという点で、かなり重要な役割をしています。
最近では、グリップもいろいろな素材のものが出回り始めました。
その素材やサイズによってグリップの重量も変わってきます。
細いグリップと太いグリップでは明らかな違いがあります。
またグリップの取り付け方や、重量によっては、スイングにかなりの影響を及ぼします。
シャフトをカットした場合、グリップを装着する時に巻く両面テープも太さが変化するので、注意が必要です。
パターの長さとグリーン
パターは、ほとんどがグリーン上でなされることを考えれば、グリーンの状態に合う長さも考える必要があります。
重いグリーンでは、パターを短く持ったり、軽めの短いパターを使った方がいいという人もいます。
逆に速いグリーンの場合は比較的重いパターを使う方が、距離感が合うという人もいます。
しかしながら、速いグリーンでシャフトを長くすると、オーバーすることがあり、短くても重量があれば、正確性が上がるという人もいます。
それに対応すできるように、いくつかの長さや重量の異なるパターを用意して、そのグリーンに合ったパターを使うことも有効です。
最適なパターの長さ
パターが長すぎると、ストローク感覚が重くなり、短すぎると軽くなると言われています。
長いパターの方がラインが出やすく引っ掛けにくい半面、長すぎれば、ダフリや、3パット、4パットなどオーバーが多くなります。
短いパターの方は振りやすく、クラブのコントロールがしやすい反面、力が入りすぎて引っ掛けやすくなります。
どちらもメリットデメリットはありますが、やはり自分に合うサイズを捜すことが重要です。
初めからシャフトカットして短くするのではなく、短めに持って試したり、ゴルフショップで試し打ちを十分にさせてもらうことも必要です。
また余裕があれば、有料で自分に合ったパター選びのアドバイスを受けてみるのもよいかもしれません。
どちらにしても、自分にしっくりくるパターであること、自分がストロークしやすいものであること、恋人選びのように、これはという、自分のフィーリングに合う長さのパターを選びましょう。
いかがだったでしょうか?
最適なパターの長さを選ぶポイントは、自分がストロークしやすい、自分にしっくりくる長さのパターを選ぶことでした。
市販されているパターを買う時は試し打ちを十分にして、納得してから買うことが大切です。
またシャフトカットして長さを調節する時は、パターの重量やバランスにも注意を払うことが大切です。
また良い長さのパターを選ぶ以上に、大切なのは毎日の練習だということを忘れてはなりません。