これから始める人はもちろん、どれだけキャリアが長くても常に上達したいと思い続けるのがゴルフです。
幸い、最近はゴルフ雑誌やネットでも、ゴルフの上達法に関しては数多くのノウハウが発信されており、様々な情報やノウハウが公開されています。
ところが、数が多い分だけ本当に自分にあったゴルフの上達法についてははっきりと判らない場合が多いのではないでしょうか?
ゴルフの上達法にはプロゴルフコーチが指導するDVDなどの刊行物、ゴルフ練習場などのレッスンプロが指導するもの、先輩や上司からの教えなど様々あります。
そのいずれにしても、ゴルフは本来14本のゴルフクラブを使用して、最少打数でカップにボールを収めるという、とてもシンプルな競技です。
その過程で必要となるものが苦手なクラブの克服なのか、全体的な技術の進歩なのかによって上達法も人それぞれです。
従ってそれぞれの目的に合った、必要とされるゴルフの上達法を習得しなければならないのですが、数多くのゴルフ理論や上達法がありますので、はたして自分に合う上達法はどれなのか、悩んでしまいませんか?
ゴルフ8つの上達法
自分のスイングの特徴
自分に合うゴルフの上達法を探すにはまず、スマホやビデオで自分のスイングを撮影して、自分のスイングの特徴を客観的に把握します。
ドライバーにしろ、アイアンにしろ、出来れば自分が気持ちよく打てた時の画像が良いです。
自分ではヒッターだと思っていたがスインガーだったり、またその逆もあります。
いくら気に入ったゴルフの上達法でも、例えばトップでしっかりためてヒッタータイプのゴルファーのための上達法を、スインガータイプのゴルファーが勉強しても参考にはなりません。
ですのでまずは、自分のゴルフスタイル、特にスイングのパターンをしっかりと把握してから上達法を探します。
悩みを明確に
ゴルフの上達法を実践する上で欠かせないのは何に悩み、どうしたいかを出来るだけ明確にすることです。
ただ上手くなりたい、100を切りたいといった漠然とした目標では数多いゴルフの上達法からどれを選べば良いか判らなくなります。
今のスイングでティショットの曲がり幅を減らすには、あるいはアイアンショットでダフらない為には、などより明確にすることで、たくさんのゴルフの上達法の中からさらに自分に合った上達法が絞り込めます。
ひとつの上達法を続ける
これだと思うゴルフの上達法を見つけたら、それだけを続けてみることです。
次々といろいろな切り口から入る上達法が見つかるかと思いますが、まずはひとつの上達法だけを信じて実践します。
思うような結果が出なくても途中であきらめずに、続けましょう。
そうしているうちにそのゴルフの上達法の「肝(キモ)」「ポイント」が判ってきます。
そうなればあとはそのポイントをしっかり学べば良いのです。
プロゴルファーの真似はしない
小さい時からゴルフに馴染み、毎日いくらでも練習出来るプロゴルファーは、意外なようですが自分で自分のスイングを意識していないケースが多いです。
例えばトップの手の高さや、インパクト以降綺麗に手が返っていても、彼らにはその意識がないというケースです。
アマチュアが、そのプロゴルファーの無意識の行動を真似るうちに本来の自分のスイングが判らなくなってしまうケースも多々あります。
実例を挙げればかつて一世を風靡したプロゴルファーが高いティアップでアッパーブローにボールを打って飛距離を伸ばしていたことが話題となり、多くのアマチュアゴルファーがこれを真似てドライバーを傷つけ、スイングも壊したことがありました。
ですのでプロゴルファーのスイングの一部分だけを真似るのは危険なのです。
ポイントだけを理解
例えばアプローチがザックリばかりでこれを改善したいと思って上達法を勉強していて、改善されたと思ったら今度はドライバーやアイアンのスイングがしっくりこなくなってしまった、ということがよくあります。
いつの間にかスイングプレーンやボール位置が変ってしまった為に起こる現象だったり、ゴルフはメンタルが占める部分が大きいために起こる現象でもあります。
従って、上達法のポイントはがどこなのか?フェース使いなのか、スイング軌道なのかなど、よく見極めることが大切です。
初心者はゴルフスクール
初めてゴルフを始める場合に、最も良い上達法はゴルフスクールに入ることです。
自分と気が合いそうなコーチを見つけてその人に一貫して教えてもらうのが結局は最も早い上達法です。
コーチも人によって理論が微妙に異なりますのであくまで一人のコーチに教えてもらうことが大切です。
頭の中でイメージを
自分が実践できると思うゴルフの上達法が見つかったら、朝起きてから夜眠るまで、暇さえあれば常に頭の中で、上達した自分のスイングなり、ボールの打ち出しを繰り返しイメージし続けます。
ホームで傘をクラブに見立てて素振りはたまに周囲に迷惑となりますが、脳を騙して、脳に成功体験を記憶させることで筋肉が、上達した自分のイメージ通りにうまく動くようになる効果があります。
ゴルフクラブに馴染む
ドライバーからパターまで、時間があればヘッドやグリップをよく見て、それぞれの形と機能を知ることが大切です。
どうしてドライバーとアイアンではヘッドの形が異なるのか、そもそもなんでこんな形をしているのか、ウェッジが独特の形をしているのは何故かなど、そしてクラブを手にとって、それぞれに与えられた機能を比較して考えることもゴルフの上達法のひとつです。
そして毎日必ずグリップを握り、アドレスの形を作ってみましょう。
素振りが出来れば理想的ですが、そういったスペースがなくてもグリップだけは毎日握っておくことがゴルフの上達法としてとても大切です。
いかがだったでしょうか?
ゴルフの上達法にはいろいろなメソッドがあり、どれを選ぶか迷ってしまいます。
ですので必ず自分のスイングを理解して、自分にあった上達法を選ばないとかえってゴルフを悪くしてしまうこともあります。
ゴルフの上達法は必ずしも誰かに教えてもらう、ヒントをもらうだけではなく日ごろからゴルフクラブに馴染む事こそ、実は最も簡単で手っ取り早い上達法なのかもしれません。