短尺ドライバーを使ってみたいけれど、良いと言う人もいれば、良くないと言う人もいて、どちらが本当なのかわからず、迷っている方も多いのではないでしょうか。
少しでも今の状況を改善するために、ミート率を上げたいと思っておられる方もいます。
よく広告で言われるように、本当に短尺ドライバーはミート率を上げることができるのでしょうか?
現在、一般に使われているドライバーの長さは45インチから45.5インチだと言われています。
2008年からの高反発フェースの規制もあったことで、飛距離を上げるためにシャフトを長くした長尺が多く使われていましたが、それによって、ミート率が下がってきたという声が聞かれるようになりました。
その声に呼応して出てきたのが短尺ドライバーだと言われています。
今、市場には、さまざまな短尺ドライバーが出ています。
それぞれ短尺ドライバーのメリットをうたっています。
その広告通り、短尺ドライバーを買ったゴルファーは結果を出しているのでしょうか?
短尺ドライバーを試してみたら、以前よりミスが出るようになったと言う人と、スコアが上がって良くなったと言う人がいます。
なぜ、そんなふうに結果が違うのでしょう? どうしたら常に良い結果が出せるようになるのでしょうか?
短尺ドライバー5つのポイント
短尺ドライバーとは
まず、短尺ドライバーとはどういうものかということを、きちんと知ることが大切です。
通常は44.5インチ以下のドライバーを短尺ドライバーと呼んでいます。
主にミート率を上げることを目的に作られています。
各メーカーが競うようにさまざまな短尺ドライバーを発売していますが、購入する時は、表示に注意しましょう。
メーカーによっては、測る位置が違うことにより、自分の考えていた長さと違っていることもあります。
短尺ドライバーのメリット
これまで使われてきた長尺ドライバーは、意外に振り難く、なかなか上手く振り切ることができないためミート率が落ちやすいのですが、反対にシャフトを短くした短尺ドライバーは、軽くなった分、振りやすくミート率が上がると言われています。
ジャストミートが多くなり、大きな飛距離は出なくても平均飛距離は上がります。
また大きなミスをしなくなることで、ゴルファーの心も安定し、スイングの安定にもつながります。
それが、スコアを上げる結果ともなるのです。
ドライバーの長さと重量
理論的に言えば、シャフトの長さに比例して、ヘッドスピードが上がり飛距離も大きくなります。
しかし、反対にミート率は下がっていきます。
短尺ドライバーの場合は短くなりますから、反対にミート率は上がると考えられます。
けれども実際は、なかなかそれだけでは言いきれないところがあります。
なぜなら、軽くなり振りやすくなっても、シャフトやヘッドの重量とのバランスがあるからです。
また、それぞれの個人の適正な短尺ドライバーの重さを考える必要があります。
ですから鉛などを貼って、自分のスイングに合う重さに調節しなければなりません。
現在は、規制緩和によってヘッドのウエイトの位置など、自分で調整できるようになりました、シャフトを短くしてもヘッドを重くすることができます。
ヘッドが重くなると、ヘッドスピードが上がり、かなりの飛距離を出すことも可能です。
市販されている短尺ドライバーのなかには、自分で調整できるようにしたものも出ています。
購入するときはロフトの角度にも注意しましょう。
メーカーによっては、表示角度とリアルロフトの角度が違うものがあります。
短尺ドライバーを自作する
現在使っているドライバーを、短く持って使用することで、方向性が良くなり、それまでの状況が改善されることもありますが、やはり短く持っただけではヘッドが軽く、シャフトが硬く感じられて上手くいかない、物足りないと言われる方もいます。
短尺ドライバーを使ってみたいという方のなかには、市販のドライバーを購入するだけでなく、自分で作ってしまう方もいます。
シャフト部分をカットし、自分のスイングに合った重さのヘッドに調節するのです。
それによって、今まで使っていた愛用のドライバーとの使用感覚の落差を、少しでも埋めることができます。
短尺ドライバーを使い始めたとき、これまでのドライバーとのスイングの違いにとまどう人が多く、そのためにミスが出ることで、慣れるまでにあきらめてしまう人もいます。
そうならないためにも自分に合った適正な重量、長さを見つけることが重要なポイントになります。
自作はちょっと・・・と言う方は、市販の自分で調節できるクラブを利用するのも良いでしょう。
道具重視だけに陥らない
どんなに良い道具を持っていても、それだけでは十分ではありません。
自分に合った短尺ドライバーを見つけることは、これまでの自分のゴルフを少しでも改善し、良いスコアを出すための第一歩にすぎません。
やはり、基本に沿った練習をすること、自分に合った正しいフォームを身につけていくことが必要です。
その上で、自分の理想のボールの軌道をリアルに思い描けるようにイメージトレーニングを強化していくことが、短尺ドライバーを使用する時に役立つ、より重要なポイントになるでしょう。
いかがだったでしょうか?
短尺ドライバーを使って良い結果を出すには、自分に合ったシャフトやヘッドの重量を見つけることでした。
ミート率が上がることで大きなミスが出なくなり、平均飛距離が上がれば、好成績へとつながります。
それと忘れてはならないのは、ゴルフスイングの正しいフォームを持続し、精神面とイメージトレーニングを強化することです。
それが、さらなるスコアアップ、ゴルフの上達に役立つことでしょう。