飛距離アップは、ゴルフをする人にとって、永遠の課題とも言えます。
その課題を解決してくれるものは、道具なのでしょうか?スイングなのでしょうか?それとも力の有無なのでしょうか?ゴルフで飛距離アップを図れる方法をまとめました。
ジュニアからシニア、男女問わず、そして初級者からベテランまで、ゴルフにとってもっとも大事といっても過言ではない、飛距離をアップさせるポイントはどこにあるのでしょうか?
ゴルフで飛距離をアップさせるには、押さえるべきいくつかのポイントがあります。
それは、クラブ選び、スイング、そして練習ともう一つ、トレーニングです。
クラブ選びについては、たくさん売られているゴルフクラブはみな、ゴルフで飛距離をアップさせることを謳っていますが、その中でも注意すべきことがあります。
スイングについては、これもまたたくさんのコーチがゴルフの飛距離アップのためのさまざまなスイング理論を展開しています。
そして練習はゴルフの飛距離アップにもっとも大切と言っても過言ではないでしょう。
自宅でもできる練習法、そして練習の際に気をつけること等があります。
更に、実は練習よりももっと重要かもしれません。
ゴルフの飛距離アップにつながるトレーニングについてお伝えします。
明日からいきなりゴルフで飛距離アップというのは難しいかも知れませんが、これらに留意していれば、今よりもゴルフで飛距離をアップできる日が来るのは確実です。
飛距離をアップさせる8つの方法
クラブを見直す・その1
ゴルフにおいて、飛距離をアップさせたいクラブといえばドライバーです。
そして各メーカーが各種売り出しているドライバーももちろんどれを取っても、飛距離アップが売りとなっています。
ドライバーはヘッドおよびシャフトの素材がさまざまで、組み合わせると何通りあるのか分からないほどですが、ゴルフをする人の性質によって、合うと言われているものがありますのでそれをいくつかピックアップしたら、まず構えてみましょう。
「構えやすいこと」がゴルフで飛距離アップへの近道になります。
つまり、アドレスでの安心感が、スイングでの力みを取り、より速く振れるということです。
また、ヘッド形状は設計コンセプトを表現していますので、そちらも調べておくとより目的に合ったものが見つかるでしょう。
クラブを見直す・その2
平均的なゴルファー向けのドライバーでは、長尺化・軽量化がトレンドとなっています。
今では46インチで280グラム台という超軽量クラブも珍しくはありません。
ところが、こういった軽量ドライバーを使っていて最近ゴルフで飛距離が出ないと思われたら、アンダースペックなのかも知れません。
成人男性で300グラム以下のドライバーは軽すぎだと言われています。
軽いクラブは腕の力だけで操作しやすいため、トップで上半身から切り返し、クラブが外から下りてしまったり、クラブが軽いせいでインパクトで当たり負け、ヘッドを降りぬけずにひじが引けてしまったりするのです。
ゴルフの飛距離アップのためには振り切れる範囲で一番重いクラブも、薦められています。
トレーニング・その1
使い方を覚えればゴルフの飛距離がアップするトレーニングがあります。
金メダリストも行っていたと言われている「赤ちゃん体幹トレーニング」というものです。
ハイハイの動きは一般の人にも十分高価のある体幹トレーニングです。
肩甲骨や背骨、股関節など普段は意識しない部分の使い方を知る事によって、体がその動かし方を覚え、怪我の防止につながり、可動域が広がる事により、ゴルフの飛距離アップにもつながります。
やり方は、腰をあまり落とさないように注意し、自然な四つんばいをつくり、ジグザグに進む、しっかりとわきを固めて円を描いて回る、等です。
背骨の柔らかさを保つことができます。
トレーニング・その2
ゴルフの飛距離アップに有効な、体幹を鍛えるトレーニングには、腹筋を鍛える事も挙げられています。
こちらは上記の簡単なトレーニングと比べると少しきつくなりますが、腹筋を鍛える事により、ヘッドを低い位置に下ろすことができ、左右の股関節のあいだでしっかり体重異動することができ、フォローでヘッドを走らせることができると言われています。
やり方は「足上げ腹筋」で、寝そべって両足をそろえて垂直に上げ、下げている途中で足をストップさせ10秒数えます。
きついときは次回のゴルフで飛距離がアップしていることを考えましょう。
スイング・その1
有名ゴルフ選手のコーチがスイング研究で出した結論です。
ゴルフで飛距離をアップさせるために外せないスイングのポイントは4つあります。
1つ目は肩と腕のプレーンが平行して動く事です。
それが結果的にクラブをプレーン上で動かすことになります。
手の力が強いと二つはバラバラになってしまいます。
2つ目は腕の振りではなく、体の回転で打つことです。
3つ目はスイング軸を安定させることです。
体の中心にひとつのスイング軸があり、その軸を中心に体が回転しますので、スイング中、軸が左右にぶれないように注意します。
4つ目は体重移動です。
バックスイングで右、ダウンスイングで左という体重の動きが大事ですが、意識しすぎるとスウェイしやすいので注意が必要です。
以上4つを気をつけることでゴルフの飛距離がアップします。
スイング・その2
アドレスが格好いい人はスイングも格好いいと言われます。
ゴルフで飛距離をアップさせるために、格好いいアドレスを作って格好いいスイングにつなげましょう。
ゴルフの飛距離アップのためのアドレス作りには4つのステップがあります。
最初に、構えたときに右脇が開かないように、右ひじを体につけたまま腰の高さでクラブを持ちます。
体は少し開いて、ターゲットに対して半身の体制で入ると右サイドが締まりやすいです。
次に、ヘッドを地面におかずに手は腰の高さで保ったまま、クラブの重さを感じながら左手もグリップします。
そして、スイング軸は体の左サイドにあるので、左足からスタンスに入ります。
最後にスタンスが決まったら静止せずにターゲットを見て弾道をイメージしながらヘッドを左右に揺らし、腕も揺らして無駄な力を抜きます。
この4つのステップでゴルフの飛距離アップにつなげましょう。
練習・その1
前述した、ゴルフ飛距離アップのためのスイングのポイントを実践できる練習をご紹介します。
まず、プレーンの安定にはゆりかご素振りです。
両脇を軽く締め、両手のひらを上に向けて前傾姿勢を作り、そのまま体を回転させます。
体の回転で腕が振られる感覚が分かります。
腕だけを横に振らないように注意します。
次にウイング軸の安定には両足閉じスイングです。
両足を閉じてスイングすると、フォローで目線を上げてしまうと軸が右に傾くので、頭の位置を動かさないように注意することができます。
そして体の回転にはハイタッチ打ちです。
片手でクラブを上げてそこにもう片手をつけるイメージです。
体を回転させる感覚が身に付きます。
最後に体重移動には左足体重打ちです。
右足で何かを踏み、強制的に左足体重にして打つと切り返し後の左への体重移動の感覚がわかります。
これらを意識して練習することでスイングが上達し、ゴルフの飛距離アップへとつながります。
練習・その2
多くの人がゴルフで飛距離不足を感じ、もっと飛距離をアップさせたいと思っていますが、その要因がアーリーリリースという現象となって現れています。
つまり、ダウンスイングでクラブが腕よりも遅れてくる「ため」がないからヘッドが走らず、なかなか飛距離アップにつながらないのです。
「ため」は作るものではなく腕がしなって自然に生まれるものですが、腕をしならせる練習を2つ紹介します。
1つは椅子座り素振りです。
椅子に座って下半身を使いにくい状態にして、腕を主体に振ります。
腕をしならせることとスピードが出る事が実感できます。
2つ目はステップ素振りです。
左右で大きくステップを踏みながら打ちます。
足を主体にして振れば、腕の力が抜けていくことを実感できます。
この練習により、腕がやわらかくしなり、ゴルフの飛距離アップも実現できるのです。
いかがだったでしょうか?
ゴルフで飛距離をアップさせるには、道具を見直し、体幹を鍛えるトレーニングを行い、スイングを見直し、より良いスイングにするための練習をするということが必要不可欠といえます。
一朝一夕にゴルフで飛距離アップを実感できる人はあまりいないかも知れませんが、これらを自分のできる範囲で実践し、続けていけば必ずゴルフの飛距離アップにつながります。
継続は力なり。
ゴルフの飛距離アップを信じ、続けていくことが何より大切なのです。