ゴルフというスポーツはマナーも大切です。
ゴルフ場においてはエチケットやマナーに関する注意書きが多いところもあり、ゴルフを始めて間もない方にはこのエチケットやマナーが堅苦しいと思われる方も多いかと思います。
ジャケット着用で・・・というのもその堅苦しいマナーのひとつですね。
ゴルフにジャケットという関係・・・これはどうしてなのでしょうか?
ゴルフには常にマナーやエチケットは付き物です。
せっかくプレーが上手ででも大声で騒いだり、Tシャツ短パンでプレーしたりしていては周りの方も当然不快な思いをされると思います。
身なりや、立ち振る舞いが他のプレーヤーから見て迷惑だったり不快だったり思われることがマナー違反となるわけです。
よくゴルフ場のパンフレットやフロントで『当クラブご入場の際には必ずジャケットの着用をお願いします』などと書いてあるのを見かけます。
最近のゴルフ場ではそんな堅苦しいことは・・・とかなり柔軟な対応をするゴルフ場もありますが、ツアートーナメントを開催するようなそれなりに品格や歴史のあるゴルフ場ではジャケット着用は必須です。
それはゴルフがかつてはヨーロッパの貴族の間で楽しまれていたスポーツであったことに由来しています。
当時はジャケットにネクタイを着用してプレーしていたのですから、スポーツというよりも一種の娯楽であったことがうかがえます。
では、どんな場合にどのようなスタイルでゴルフ場に行けばいいのでしょうか?
ゴルフでジャケット着用する5つのポイント
ゴルフ場に行く時
ゴルフ場に行く場合どのような場合でもジャケットを着用しなければならないというわけではありません。
メンバー制ではないパブリックゴルフ場などは服装の細かい規定などはありませんが、メンバー制を採用しているゴルフ場などではジャケット着用を義務付けているところが少なくありません。
特にゴルフ場のHPやパンフレットに『ご来場の際はジャケット着用をお願いします』と書いてあるところは必ずジャケットを着用しなければいけません。
また、書いていない場合でもメンバーさんの紹介や同伴が必要なゴルフ場ではメンバーさんに対しても失礼に当たりますのでジャケットを着用していったほうがいいでしょう。
いずれにせよメンバーさんの紹介や同伴でプレイする時にはメンバーさんにどんな服装で行ったらいいのかを聞いておいたほうが無難です。
ジャケットを着ていく理由
昔々の写真などではゴルフをプレーする際にもジャケットを着用してプレーしていたものが写っているのを見かけますが、近代ゴルフではプレー中にジャケットを着用する習慣は無くなりました。
しかし、その名残としてゴルフ場を訪れる際にはジャケットを着用して・・という風習が残ったわけです。
現代のゴルフ場でもその風習と歴史を守るという観点からジャケット着用をお願いしているのです。
着用するジャケットの種類
ゴルフ場を訪れる際に着用するジャケットの種類ですが、いわゆるテーラー型のジャケット着用が望ましいといえます。
普通の背広の上着のようなスタイルのものやブレザーなどがおすすめです。
最近はちょっとくだけたスタイルのタイトで長め、ポケットがたくさんあるようなアーミー調のジャケットなどもありますが、ゴルフ場での着用は控えたほうがいいでしょう。
素材はどんなものでも構いませんが、夏場でもジャケット着用を義務付けているゴルフ場もたくさんあります。
その季節に見合った素材のものを着用するのがいいですね。
ただ、ジャケット着用を義務付けているゴルフ場でも夏場は例外としてジャケット免除をしているゴルフ場もありますから、あらかじめゴルフ場に電話問い合わせすれば気軽に教えていただけます。
ジャケット以外の服装マナー
夏場のプレースタイルとして、短パンにショートソックスというのも実はご法度なスタイルです。
短パンにはハイソックス着用がベター。
ゴルフウエアの歴史的なスタイルであるニッカポッカーズスタイルのようにズボンの丈が短くなっても素足は見せません・・・という歴史的風習の名残で
グリーンジャケットとは
4月の最初の週に開催されるメジャートーナメント、マスターズの優勝者には、その証として「グリーンジャケット(the green jacket)」が贈られます。
このジャケットは元々、会場となっているオーガスタナショナルゴルフクラブのメンバーがギャラリーがコース関係者をすぐに見分けられるようにと大会期間中着用していたもので、1949年からはトーナメントの優勝者に贈られるようになりました。
このグリーンジャケットには優勝者に敬意を表してクラブのメンバーとして迎え入れるという意味が込められています。
いかがだったでしょうか?
ゴルフにはドレスコードと言ってゴルフ場を訪れる際やプレーするときの服装などが細かく定められてる基準があります。
ジャケット着用もそのなかのひとつですが、コースを訪れる際不安があるなら直接ゴルフ場に問い合わせてみるのが一番です。
プロゴルファー憧れのグリーンジャケットもいつの日か日本人選手がもらえるときが来るといいですね。