ゴルフを練習するときに、上級者にアドバイスを受けたりまたレッスンビデオを見ていると、「切り返し」という言葉を耳にすることが多いと思います。
今回はゴルフの切り返しというものについて考えてみましょう。
そもそも、切り返しとは何なんでしょうか?ゴルフの切り返しとは何か、そしてうまくゴルフクラブを切り返すためにはどうすればいいのでしょうか?
まずゴルフの切り返しとは何かを説明しましょう。
ゴルフのスイングというものは、ゴルフクラブを上げていきテイクバックを行い、クラブと体がトップの形になった後、切り返してクラブを振り下ろすダウンスイングに入り、クラブがボールに当たるインパクトをむかえます。
この、テイクバックからトップを経てダウンスイングへの動作をゴルフにおける「切り返し」と表現しているのです。
その切り返しがなぜ大切なのか、よくわからないという初心者ゴルファーは多いことでしょう。
実際とらえることが難しい面もあります。
ですが、切り返しが上手くいくとゴルフの上達への近道となり、さらにプレイが面白くなります。
ですが、上級者でも切り返しが上手くできないと悩んでいる方も多いのが現状です。
まさに、この切り返しのポイントを自分のものにすることができればスコアアップは間違いなしでしょう。
ゴルフの切り返し5つの方法
切り返しとは
もう少し詳しく、切り返しを説明しましょう。
ゴルフの「切り返し」とはテイクバックからダウンスイングに入れ替わるときのこと、と説明しましたが、もう少し詳しく解説すると、実際体とクラブは同じ動きをしてるわけではありません。
体がテイクバックから切り返してダウンスイングに入ろうとしていても、クラブはまだテイクバックの状態であり続けることが多いのです。
体とクラブが一緒にテイクバックからダウンスイングに切り替わるわけではありません。
テイクバックをしてダウンスイングをする、というふうに二段階に分けでしまうと、トップの際に体が止まってしまうので注意しましょう。
クラブと上半身がテイクバックからトップの状態のとき、下半身はダウンスイングに入ると、上半身と下半身が反対の動きをすることになります。
それこそが切り返しなのです。
なぜ重要なのか
ではなぜゴルフの切り返しが重要なのか、見ていきましょう。
ゴルフの切り返しとは、テイクバックからダウンスイングに変わるときのことですが、厳密にいうと上半身がテイクバックからトップの状態であっても、下半身はダウンスイングに入っているのです。
そこには捻転、つまりねじれの差が生じます。
その捻転の差こそが、ボールを遠くに飛ばす秘訣なのです。
つまり切り返しが上手くいけば、ねじれの差が大きくなり力強い弾道のボールを打つことができるので、より飛距離を稼ぐことができるということです。
実際の動き方
それでは実際にゴルフの切り返しのときには体はどう動けばいいのでしょうか。
スイング時に、テイクバックからトップの形を作った後はダウンスイングに入りますが、そこで体ごと左肩と左腰と左ひざを一緒にターゲット方向に向かわせることにより、力がすべてボールにうまく伝わり、遠くに飛ばすことができます。
特に切り返しの始めは、回転させるのではなく、左側に壁を作って体をターゲット方向に向かわせるイメージが良いでしょう。
左足に体重移動をし、右足は左足に添わせるように動かします。
また、そのときの手の動かし方は、クラブを真下に引き下ろすイメージです。
手に力が入りすぎているとクラブが上手く降りてこないので、無駄な力を抜いてスイングができるように練習しましょう。
注意する点
ゴルフ初心者が陥りやすい誤ったスイングは、トップの形で止まってしまうことです。
テイクバックでクラブを上げ、トップの形で止まってから、腕や上半身に力を入れてクラブを振り下ろすというようなスイングでは、ミスも出やすくボールの飛距離も望めません。
重要なことは、スイングは流れる一連の動作であることです。
クラブや体はトップで止まって見えますが実際に体を止めてはいけません。
下半身リードでダウンスイングを行うことが大切です。
練習方法
では実際にうまく切り返しができるようになるためのゴルフの練習方法をご紹介します。
実際のゴルフスイングはテイクバックからダウンスイングまで、一連の動作であるので体を止めてしまってはいけませんが、切り返しのコツをつかむための練習としてはあえてトップの形で体を止めてそこから形を保ってクラブを真下に振り下ろすイメージでダウンスイングを行ってみましょう。
腕に力を入れず、下半身リードで行うことがポイントです。
いかがだったでしょうか?
ゴルフにおける切り返しの仕方やまたその重要性を理解していただけたでしょうか。
ただ、実際にスイングをしてみると、切り返しは一瞬のことで無意識に過ぎてしまいますし、意識しすぎると体が止まったりリズムが乱れてしまうので良いスイングにつながらなくなります。
コースでうまく切り返しができるように、練習のときにイメージを作りながらスイングをして正しい切り返しの仕方を体に覚えこませることが重要です。