パターカバー5つの特徴

パターカバー5つの特徴

ゴルフの楽しみの一つに道具にこだわる、というのがあります。特にパターはコレクターも多くずっと眺めていてもなかなか飽きないものです。大切なパターを傷つかないように保護するのがパターカバーの役割の一つですが実はほかにも役割がいくつかあるのです。パターカバーにはなるほどと頷くような様々な機能がたくさんあります。はたしてそれは一体どんなものなのでしょう?



ウッドやアイアンは飛距離・打ちやすさといった実用性重視で、またちょっとした見栄などで最新モデルを使う場合が多いですね。大昔のパーシモンヘッド、ヒッコリーシャフトなどのビンテージ物はインテリアとして飾ったり、個人的にコレクションしている人がほとんどでしょう。

しかしことパターに関しては年代物を長年愛用しているこだわりゴルファーが結構多いものです。さらにパターには専門の有名デザイナーもたくさんいて彼らの作品はコレクターの間では芸術品として扱われているものもあります。実際、美しさを追求し愛蔵品として作られた作品もたくさんあります。そんな大切なパターをやさしく守ってくれるのがカバーです。しかし、飾っているものにはそもそもカバーは付けませんから、パターカバーにはもっと実用的な役割があるのではないでしょうか?


パターのカバー5つのポイント

①ヘッドの保護

97年頃から打感向上のためフェースにインサートを施すパターが流行り出しました。スコッティ・キャメロン「トライレイヤード」、ピン「アイソフォース」、ベティナルディなどはプロや上級者が使う高級パターとして、デリケートなヘッドを保護する為に常にカバーを装着するものとして販売されました。キャメロンはタイガー・ウッズの活躍で大ブームとなり、軟らかいフェースが一般的になって行きました。

トライレイヤードはオイルカンシリーズと同じく傷みやすくノーメッキなので湿気が多いとすぐ錆が浮いてきます。保管には付属のオイル布でくるんでからカバーを被せるといった念の入れようです。これより前のパターはステンレス鋳造製が大半で、傷つきにくく手入れも簡単だったのでカバー別売りも割とありました。

当時多かったプロショップのオヤジ達からは「クラブを手入れすればゴルフは上達する」式の理論でカバーを買いなさい、と言われたものでした。その後樹脂インサートで低価格のオデッセイなどが普及し定番化すると同時にカバー付が標準になっていったようです。

②シャフトの保護

②シャフトの保護
パターのシャフトやネックの傷付き防止です。カバー無しでキャディバッグに入れていると傷がつくことがあります。キャディバックのふちはちょうどパターのネックの位置に当りますのでこのふちにあたって傷がつくのです。バッグごと車に入れっ放しだと運転するたび振動で傷付く恐れがあります。

また軟鉄鋳造製でネックの長いタイプだとバッグから不注意に出し入れすると引っ掛って曲がることもあります。素材的にはもとの角度に曲げ直せますが皺の寄ったメッキは直すのが困難です。

③他のクラブの保護

パターは通常31~35インチ程度と他のクラブより短く設計されていますので、カバー無しだとキャディバッグの中でヘッドが他のクラブのシャフトに当り傷付けてしまいます。ひとまとめにするタイプのアイアンカバーもこれを防止するものです。

④心理的なもの

遊びやおしゃれとして楽しむ人が大半でしょう。競技派にはミスを忘れて気持ちを切り替えるきっかけに可愛いものを使う人もいます。自分で作る人やわが子の靴を被せている人もいます。またカバー付けはずしの動作をルーティンとして取り入れパットのリズムをとったり、色によって集中やリラックスなどの効果を期待している人もいますが、目的は人それぞれでしょうから自分に合ったものを選べばよいでしょう。

⑤各種機能付き

クリップやストラップ付きのものはポケットなどに引っかけておけば紛失防止に役立ちます。近年セルフプレーが主流になるにつれて忘れ物が多くなっています。またラウンド中はカバーはずっとカートのかごに乗せ放しのケースも多いですが、パターを大切に扱う意味からグリーン上までカバーを外さない人もいるのでこのような商品が出てきたのでしょう。

他にマーカー付きやグリーンフォーク付きもあります。フォーク付きは、以前スコッティ・キャメロンのプロプラチナムシリーズがリリースされた時に標準装備されていたのが始まりではないでしょうか。なかには外れ易いものもあるので要注意です。


いかがだったでしょうか?

パターカバーひとつにも色々な機能があるものですね。ウッドやアイアンのカバー以上に様々な工夫がされていることがわかります。パターそのものの機能の進化やプレースタイルの変化に伴ってパターカバーも進化しているのです。これからもさまざまなアイデア商品が出ることでしょうが、使う側としては自分にあったものをチョイスしてゴルフを楽しむことが一番です。

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